今日のひとツボ☆気衝(きしょう)
こんにちは。
いよいよ今夜から、WBCの一次予選が始まります。
大谷選手の出場辞退や現役メジャーリーガーが1人しか出場しないなど過去の大会に比べると不安要素は多々ありますが、優勝に向かって頑張って頂きたいものです。
本日ご紹介するツボは、「気衝(きしょう)」です。
気衝は、足の陽明胃経の第30番目のツボです。
取穴部位は、鼠径部、恥骨結合上縁と同じ高さ、前正中線の外方2寸、大腿動脈拍動部に取ります。
足のつけ根の鼠径溝の中央部と性器の中間あたりで大腿動脈の拍動を感じる所で探してみてください。
※実際にはツボの位置よりも外側で大腿動脈の拍動を感じることが多いそうです。
気衝の名前の由来は、「気」は、東洋医学(漢方)では、生命を維持するためのエネルギーとされています。「衝」は脈拍の触れるところを意味しています。皮膚の上から脈拍を感じるツボの名前には、脈や気の拍動を感じるツボという意味で名付けられました。
気衝の効果効能は、足の血行を促進し、冷えを和らげる効果があります。
奇経八脈の衝脈という経絡が気衝から足の少陰腎経と並んで腹壁を上行し、胸部に広がってめぐり、さらに上行して喉に行き、左右合してまた別れ、さらに上って口唇にめぐります。
この衝脈は「十二正経の海」と呼ばれ、身体の血を一身に集め、調整する経絡で女性においては妊娠・月経などに深く関与しています。
膀胱炎や尿道炎そして生殖器系疾患に効果があります。
他にも・・腹膜炎、腹水、下腹痛、睾丸炎、卵管炎、卵巣炎、子宮内膜炎、副睾丸炎などにも有効です。
気衝を刺激する際は、左右の中指を重ね、指先を揃えて、しっかりと5~6秒間押し続けて、すぐに離すを繰り返し指圧します。
前回お話した「衝門」と共に指圧すると更に効果が得られやすいです。
また、指圧と一緒に家庭灸や温熱灸を行うことによって、更に効果を高めます。
この気衝は、禁鍼穴となっていますので鍼の施術は出来ませんのでご注意ください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク