今日のひとツボ☆伏兎(ふくと)
こんにちは。
最近、学校が春休みになった影響か学生さんがいつもより多く来院されています。
特に、外で活動する部活動をしている子たちの来院が目立ちます。
オフの間基礎体力の向上を中心とした練習を重ね、久々に実戦的な練習を行ったことにより、オフに入る前は当たり前のようにやれていたこともぎこちなく感じたり思うように体が動かなかったりで体に負担がかかっていると感じているようです。
このような状態で練習を重ねると、感覚は少しづつ取り戻せるでしょうが、疲労も蓄積されやすく思わぬケガを招く恐れがありますので、そうなる前に一度当院へ足を運びください。
板橋区内にお住いの中学生までのお子さんなら窓口負担が0円(包帯やテーピングなどは別途)、高校生も特別料金にて治療を行っています。
本日、ご紹介するツボは、「伏兎(ふくと)」です。
伏兎は、足の陽明胃経の第32番目のツボです。
取穴部位は、大腿前外側、膝蓋骨底外端と上前腸骨棘を結ぶ線上、膝蓋骨底の上方6寸にとります。
太腿のほぼ中央で、太腿の筋肉が一番盛り上がった所で、股関節の皺(鼠径部)から膝蓋骨の外側の角までの長さを三等分にしたときに下3分の1にあるツボです。
伏兎のツボの名前の由来は、読んで字のごとく、伏せた兎という意味です。
このツボがある大腿部の前面の筋肉(大腿四頭筋)が、まるで伏せている兎の背中のように、ふっくらと盛り上がっていることから、この名が付けられました。
伏兎の効果効能は、下肢の麻痺、膝関節痛に効果があります。
また、足腰のだるさ、むくみ、ケイレン、筋肉のこわばり等を取り除き、足腰を丈夫にします。
更に胃の働きが低下した時や、生理の悩みなど婦人科系全般の疾患にも効果を発揮します。
スクワットをして、筋肉痛など違和感を感じた時には、ぜひこのツボを押してみてください。
伏兎を押す際には、太ももをつかむように把持し、親指をなるべく太ももに対して垂直にあて、呼吸に合わせて息を吐くときにしっかりゆっくり押し、息を吸うときに離すを5~10回ほど繰り返します。
家庭灸や温熱灸療法も効果的です。
春先は、学生だけでなく運動を始める方も増え、ケガをする方もそれに比例して増えてきます。
運動前後のストレッチをしっかり行い、ケガの予防に努めましょう!!
それでは、また次回(^^)/
バイバイセコー