今日のひとツボ☆~玉枕~
大相撲5月場所。
先場所までの活躍から大関に昇進した貴景勝関が4日目の取り組みで膝を痛めてしまい休場となってしまいました。
まだ、22歳と若く来院している患者様の中にも応援されている方も多く、楽しみが減ってしまったと残念がっていました。
しっかりとケガを治して、来場所以降また活躍する姿を見たいものですね。
本日、ご紹介するツボは「玉枕(ぎょくちん)」です。
玉枕は、足の太陽膀胱経の9番目のツボになります。
ツボの取穴部位は、頭部、外後頭隆起上縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸3分になります。
後頭部をなでると出っ張りに触れることが出来ると思います。それが外後頭隆起です。そこから左右それぞれ外側へ1寸3分行ったところがツボの場所になります。
玉枕の名前の由来は、「玉」は値打ちがあるもの、気品の高い人などを指し、「枕」は、枕骨(後頭隆起)を指しています。
外後頭隆起の両脇にあり、就寝の時にちょうど枕に当たるところなのでこの名が付いたと言われています。
玉枕の効果効能は、頭にあるツボですので、頭痛や眩暈に効果があります。
その他、肺の症状(東洋医学の肺の症状になります。)や鼻づまりにも効果があります。
昔々から、玉枕付近の髪の毛を引っ張ると、鼻出血が止まったり、鼻が詰まっていたのが通るようになったりしたと言われています。
さらに、視力低下にも効果があるとされています。
玉枕をご自分で押す際には、親指がツボの位置に来るように後頭部を掴むようにし、じんわりと力を入れるように左右それぞれ10秒ほどおすようにしましょう。
あまり、強い力で押すと結構痛いですので、痛気持ちいいと感じられる程度の強さで押すようにしてください。(実際にこの記事を書きながらいろいろな強さで押してみましたが、思いっきり強く押した時には痛くて一人で悶えました(;´∀`))
また、爪楊枝鍼で玉枕を刺激するのも鼻詰まりの改善にもつながり効果的です。
家庭灸は、自分で据えるのは見ながら行える場所ではないので止めておきましょう!
当院に来院している中・高生は今月に中間テストがあるらしく、治療の合間に教科書や参考書を開いている子もいます。
また、小・中学生は今月の後半から来月にかけて運動会もあり、日々忙しくしているようです。
いつも以上に机に向かったり、運動量が増えると、知らず知らずのうちに身体に疲れが溜まってしまいます。
当院では、お子様の治療も行っていますので、お気軽にご相談下さい。
院の前の看板に、チラシを置いてありますし、スタッフが外に立っていることもありますので、遠慮なくどうぞ~