腰痛のツボ ~中膂兪~
普段であれば、どこへ行こうか?どんな映画を観ようか?子供の部活の応援が…などという予定が詰まっていたであろうゴールデンウィーク。
今年は、コロナウイルスの影響で、多くの方が予定をキャンセルし自宅で過ごすという方が多いのではないでしょうか?
緊急事態宣言が先月出され、不要不急の外出の自粛要請。各種お店なども営業時間の短縮や休業などで街の明かりもいつもより少し暗めな印象ですね。
マイナスの方向に考えるのではなく、年末にしたであろう大掃除から約半年。物が増えたり、汚れが出てきたであろう箇所もあるかと思います。
まとまった時間を取れることが中々、ないでしょうからこういう時に改めて掃除をするのもいいかもしれませんね。
本日、ご紹介するツボは「中膂兪(ちゅうりょゆ)」です。
中膂兪は、足の太陽膀胱経の29番目のツボになります。
中膂兪の名前の由来は、「中」は真ん中、「膂」は、背の両傍の肉、肉の盛り上がりを意味します。
このことから、隆起した筋肉の真ん中にある経穴ということからこの名前が付けられました。
中膂兪の効果効能は、腰痛、腹痛、下痢、大腿部の痛みに対して効果があります。
また、坐骨神経痛や膀胱炎といった症状にも効果的です。
直腸炎の治療にも用いることがあり、その場合は裏急後重(何度も便意をもよおすが、便が出ない状態)の時に使用します。
中膂兪を刺激する場合は、やはり鍼が有効でしょう。
鍼を刺すことによってし深部までアプローチすることができ、より高い効果を実感しやすいはずです。
また、お灸で取穴部位を温めてあげることで、熱刺激により腹痛や下痢などといった症状が緩和されてきます。
ご家庭で刺激を加える場合は、パートナーの方にうつぶせの状態で、取穴部位に対して垂直に圧を加えてもらいます。
この時、7秒かけてゆっくりと圧を加えてもらい7秒かけてゆっくり力を抜いてもらうというのを5回から10回繰り替えし押してもらいましょう。
おひとりで行う場合は、硬式テニスボールやゴルフボールをツボの位置に当て仰向けで寝ましょう。
長い休み、外出自粛要請が出ているから、あまり出歩かずにいるため1日の活動量が低下してしまっている。
いわゆる巣ごもり便秘の危険性も専門家の方から気を付けるようにという話が出ています。
運動量が低下することによって、ストレスを抱えたり腹筋力が低下することによって、便秘になりやすくなっています。
外出自粛要請が出ていても、まったく外へ出てはいけないということではないので人込みを避けながら買い物へ歩いていくなど軽度なもので構いませんので運動を日常生活の中へ取り入れ、ストレスや便秘に悩まなくてもいい身体にしていきましょう。
便秘くらいと軽く思っていても、体にとっては不要なものがそのまま体内(腸内)に残るということは、大腸がんや炎症性疾患にかかるリスクが高くなったり、肌荒れなどの影響がでたりすることがあります。
そうならない為にも、少しづつ運動をしたり、この中膂兪のツボを押してみてください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク