今日のひとツボ☆
こんにちは。SUN鍼灸整骨院Staffの須藤です(-ω-)
今週の初めに関東地方も梅雨入りが宣言されジメジメした天気が続いています。
汗をかきやすい時期にもなってきましたので、こまめな水分補給と汗の始末をしっかり行いましょう。
本日ご紹介するツボは「中府(ちゅうふ)」です。
中府は手の太陰肺経に属するツボで同経の募穴になります。
取穴は、前胸第2肋間の高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線(華蓋穴※)の外方6寸にとります。
鎖骨の下が第1肋間ですので、もう一つ肋間を超えた次の肋間が第2肋間で、その第2肋間を指で外側に向けてさすると腕の付け根にぶつかりますがその少し前に中府はあります。
中府を軽く押しただけでも圧痛があるので探しやすいかと思います。
中府の「中」は当たるの意、「府」は集まるという意味。
肺経に属し、その募穴であることから、肺経の気が集まるところのツボという意味を持ちます
東洋医学において肺は呼吸機能をつかさどっているので肺経に属するツボは呼吸機能を高めたり、呼吸器症状を軽減したりする効果があります。
中府は募穴ということでその効果がより得られます。
呼吸器に効果がるツボですので喘息など咳を治め、呼吸を楽にし、また、風邪の予防にも効果があります。
五十肩、胸郭出口症候群(小胸筋(過外転)症候群)などに用いることもあるので肩こりや上肢の痛みにも効果を発揮します。
最近、話題になったスマホ巻き肩などにも効果があると思われます。
さらに大胸筋のリンパの流れも良くしてくれますので乳房の張り、バストアップ、乳腺炎にも効果があるツボです。
ご自分で揉む時は、親指を抜かした4本の指の腹で左右それぞれ5~7回程度揉むように指圧しましょう。
強く揉んだりすると痛みを感じますので、軽くこねるように揉んだり、押したりする事で呼吸器の症状を楽にしていきます。
バストアップ目的ですと、このツボのあたりを8の字を描くようにマッサージするといいです。
胸や腕に痛みのある場合はこのツボを押しながら腕を回すようにしましょう。
このツボのすぐ下に肺がある為、鍼よりもお灸で温める事をおすすめ致します。
鍼も出来なくはないのですが、刺鍼時に深く刺したり置鍼時に身体が動いてしまうと肺に刺さってしまい気胸になる恐れがあるためです。
それでは、また次回
ばいバイク~