今日のひとツボ☆上巨虚(じょうこきょ)
こんにちは。
ゴールデンウィークは、概ね天気も良く、お出かけされた方は楽しく出かけることができたのではないでしょうか?
私は、西の方へ行ったのですが、渋滞にはまり予定を大幅に変更する羽目になりましたが・・・
次の連休は、7月までありませんが、気持ちを切り替えて今日からまた頑張っていきましょう。
本日、ご紹介するツボは「上巨虚(じょうこきょ)」です。
上巨虚は、足の陽明胃経の第37番目のツボで大腸の下合穴になります。
上巨虚の取穴部位は、下腿前面、犢鼻と解谿を結ぶ線上、犢鼻の下方6寸に取ります。
上巨虚の名前の由来は、「上」は上部を指し、「巨」は大きい、「虚」は隙間を意味します。次回紹介する「条口」の下方にある「下巨虚」の上方で脛骨と誹骨の間の大きな隙間にあることからこの名が付きました。また「巨」は大腸のことを意味しており、大腸疾患で邪気が腸内に留まったり、血が滞った場合に、上巨虚は邪気や血を取り去り、気血の流れを通じさせることができるツボです。
上巨虚の効果効能は、整腸作用、下痢、食欲不振、腹鳴、腹痛など、胃腸の様々な症状に効果があります。足・膝・腰のだるさや痛み、下肢の脱力や麻痺、むくみなどにも活用されます。
整腸作用といっても、便秘ではなく、上に欠いたように主に下痢、それに伴うおなかの張りや痛み、食欲不振の治療に使われます。
上巨虚を押す際は、親指の腹で、3段階ほどに分けて徐々に強く押して、その後3段階ほどに分けてゆっくりと緩める。これを1分間ほど繰り返します。
当院でも取り扱っているパイオネックス(貼る鍼)、とくに0.3mm(オレンジ)や0.6mm(黄色)の短いものがおススメです。
その他、温灸や家庭灸も有効です。
連休中、出かけた先やご自宅でついつい食べ過ぎてしまい、お腹が張っているという方や、5月病に悩まされ、食欲がわかないという方は、ぜひ試してみてください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイセコー