今日のひとツボ☆~極泉~
こんにちは。
一昨日降った雪は、都心でも20cmも積もり、交通機関にも影響が出たようですが、皆様無事に帰れましたでしょうか?
昨日お見えになった患者様も早期退社命令が出た方とそうでない方といらっしゃったみたいですが、いずれにせよ大変な一日でした。
今後しばらくは、雪掻きに追われる日々が待っていますが、道路に出すと、車が踏み固めてしまう→冷えて凍る→いつまでも融けないという悪循環がおこりますのでご注意ください。
本日、ご紹介するツボは「極泉(きょくせん)」です。
極泉は、手の少陰心経の1番目のツボです。
ツボの取穴部位は、腋窩、腋窩中央、腋窩動脈拍動部に取ります。
ツボの名前の由来は、「極」は尽きる場所、最高の段階という意味があります。「泉」は水の湧き出るところ、水源という意味です。心は血脈を主り、血は脈中を水のように流れています。そのため、極泉穴は心経の最も高い場所にあることからこの名がついたとされています。
極泉の効果効能は、いわゆる心臓に関係した経絡である為に、心臓病などにも効果があります。
また、ストレスや精神的疲れ、ヒステリーなどにも効果を発揮します。
他にも、肋間神経痛、呼吸障害、肩から腕に向かう神経の分かれ目にあたる為に腕からわき腹にかけての痛みや肘の冷えや痛み、腕のダルさなどにも有効です。
極泉を押す際は、腕を下げて、脇をしめている状態で、脇の下の中央あたりを押してみると圧痛がある所に弱い力で押しながら、ゆっくり前方に向かってさするようにしてみましょう。
もし肋骨が分からない方は、脇の下から胸の方に向かってさすっていくと、わかりやすいかもしれません。
家庭灸や温熱灸療法も効果的です。ただし、わきの下のツボですので、火が毛に燃え移らない様にお気を付けください(笑)
美容的には肩や腕の滞りをとって、気・血の巡りやすい身体を作り、たるんだ肌や筋肉にハリを取り戻してくれるので、二の腕の引き締めにも試してみてください!!
少しずつ雪が融けたり、近所の方が片付けてくれているとはいえ、まだまだ凍結している箇所もありますので、無理をして自転車に乗ったり、冬タイヤを装着していない状態で車を出したりでせず、安全に通勤・通学するようにしてください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク~