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胃腸のツボ ~脾兪~

今週の後半には11月。

今年も残り2か月余りとなってきました。

先月ごろから、各地で流行っているインフルエンザもこれから寒くなるにつれ、今以上に流行することが予想されますので、体調管理には十分にご注意ください。

 

 

本日、ご紹介するツボは「脾兪(ひゆ)」です。

脾兪

 

 

脾兪は、足の太陽膀胱系の20番目のツボで、脾の背部兪穴になります。

 

ツボの取穴部位は、上背部、第11胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分に取ります。

 

脾兪は、以前紹介した膈兪、肝兪と合わせて胃の六つ灸と呼ばれ、胃疾患に使われることが多いツボになります。

 

 

脾兪の名前の由来は、「脾を治すところ」という意味でつけられたのですが、この時の「脾」は脾臓そのものだけを指すのではなく、脾、胃、十二指腸、すい臓、胆のうなどの消化器官をひとまとめにして「脾」と称しています。

つまり、脾兪穴は消化・吸収を良くするツボと言えます。

 

 

 

脾兪の効果効能は、上でも書きました通り、胃腸疾患、胃下垂に対して効果があります。

その他、胸、お腹、背中の痛み、背中の張りを和らげたりするといった効果もあります。

 

また、黄疸、嘔吐、血便、貧血や更年期特有の冷えやだるさ、慢性の軟便、下痢、食欲不振、倦怠感においても友好的です。

 

 

 

 

先に書いた胃下垂になぜこの脾兪が効果を発揮するかといいますと、東洋医学(中医学)では胃下垂を含む内臓下垂の状態を「気陥 (きかん)」といいます。

「脾」は昇清を主る作用があります。

気陥は、気虚により気の昇挙作用(上に持ち上げる作用)が低下し無力状態になることによって生じる気虚下陥(中気下陥)を表す症候をさし、特に脾気虚によって生じることの多い症状です。

中気⇒人体の中心にあり、主に飲食物の消化吸収を主る脾の気を指します。

下陥⇒下に下がるという意味です。

つまり、脾気が下がる=胃下垂となると中医学でとらえるため、胃下垂にも効果があると言われているのです。

 

 

 

 

脾兪を押すときには、こちらも1人で押すには押しにくい場所にあるツボですので、パートナーの方に押してもらえると効果を感じやすいと思います。

その際は、押される側の人は、うつ伏せに寝た状態になります。

押す側の人は、相手の背中に手のひらを置き、左右同時に親指を使って、3秒ほどかけて押していき、ゆっくりと手を放す。これを10回ほど繰り返して押すようにしましょう。

左右同時に押すことによって、胃腸の働きを活発にし、消化機能を活発にする効果が期待できます。

 

1人で押す場合には、ボールペンのキャップ側を背中に対して直接あたるように下で支えるようにして刺激を与えると、簡単に圧を加えられます。

 

家庭灸や温灸なども効果的です。

 

 

 

 

 

 

最近は、日が落ちるのも早くなり、朝晩もめっきり涼しくなりました。

インフルエンザだけではなく、風邪やその他症状にも十分に気を付けて日々をお過ごしください。

 

 

 

 

それでは、また次回(^^)/

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