今日のひとツボ☆~腎兪~
師(せんせい)が走ると書いて、師走(しわす)。
ということで、12月に入り2019年も残りわずかとなりました。
今年は、元号が平成から令和へと変わったり、ラグビーW杯で熱く盛り上がったり、夏はやっぱり暑かったり、大型台風が大きな被害をもたらしたり、桜を見る会問題など様々なことがありました。
年末の風物詩となった今年の1字や流行語大賞をニュースで見るたびにこんなこともあったなと思い返すそんな年の瀬です。
本日、ご紹介するツボは「腎兪(じんゆ)」です。
腎兪は、足の太陽膀胱経の23番目のツボで腎経の背部兪穴になります。
腎兪の取穴部位は、腰部、第2腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分に取ります。
一番下の肋骨(第12肋骨)の先端と同じ高さで、背骨の両側を走る筋肉(脊柱起立筋)の上にあるツボです。
腎兪の名前の由来は、「腎」を治す背部兪穴ということからその名前が付けられました。
腎兪の効果効能は、ツボの位置の通り腰痛、坐骨神経痛に効果を発揮します。
腰部の血行を良くし、腰背筋の緊張をゆるめ、背骨を整え、姿勢を整える効果があります。
腎兪は、東洋医学において生命力と関係するツボと言われており、かなり重要なツボです。
水分代謝を促す効果が高く、冷え性は余分な水分を排泄出来れば改善につながると言われており、このような時にも効果を発揮します。
また、めまいや耳鳴り、腹痛などにも有効的です。
腎臓疾患、不妊症、月経痛、月経不順や泌尿器系の疾患にも効果があるとされています。
腎兪を自分で押す際には、まず仰向けに寝て膝を立て、手でこぶしを作ってつぼに当てます。
手をそのままにして、膝を左側にゆっくりと5~8秒程かけて倒してゆきます。
そこから5秒程そのままの状態にします。
反対も同様に行い、これを5回繰り返します。
こうする事によって一緒に、腰のこりもほぐしていきます。
硬式テニスボールや軟式野球ボール、ゴルフボールで刺激を加えるのもOKです。その時は、身体を倒していく必要はありません。
年末に差し掛かり、忘年会の回数も増えている方もいらっしゃるかと思います。
ついつい、飲みすぎてしまい電車を乗り過ごしてしまったりしないようにご注意ください。
また、急に暖かい日があったり、平年通り寒い日があったりと寒暖差が大きいこともありますので、体調にも十分お気を付けください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク~
年内の診療は12月30日(月)12:30が最終受付となります。
日にち、お時間のお間違えの無いようにご注意ください。