腰痛のツボ ~膀胱経~
緊急事態宣言も全国各地で出されるようになり、ゴールデンウイークも県を跨ぐ外出は控えるようにというお達しが出ました。
JR各社も連休中の臨時列車は休止し、場所によっては新幹線や急行列車も運休にしているところがあるようです。
今年は小池都知事も会見で言っているようにゴールデンウィークではなく「STAY HOME週間」ということになりそうですね。
本日、ご紹介するツボは、「膀胱兪(ぼうこうゆ)」です。
膀胱兪は、足の太陽膀胱経の28番目のツボで膀胱の背部兪穴です。
ツボの取穴部位は、仙骨部、第2仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方1寸5分です。
仙骨の上から2番目のくぼみから指1本半分外側にいったところがツボの位置です。
膀胱兪の名前の由来は、膀胱疾患によく使われていたのでこの名前が付けられました。
膀胱兪の効果効能は、腰痛の他にも頻尿や尿漏れなどの泌尿器系疾患やED、便秘・下痢といった症状や坐骨神経痛や子供の夜尿症(おねしょ)など治療に使用します。
特に、泌尿器系の疾患に対しては、膀胱兪に合わせて、水道(胃経)、勇泉(腎経)と合わせて治療に用いることが多く、腰痛や腰の疲労感に対しては、腎兪(膀胱経)、関元兪(膀胱経)、腰眼(奇穴)と合わせて治療に用います。
坐骨神経痛に対しては、環跳(胆経)、委中(膀胱経)、承山(膀胱経)と合わせて治療に使います。
また、からだが冷えたときにこちらを刺激することによって、効果を発揮します。
膀胱兪を刺激する時には、鍼を使うのが効果を感じやすいかと思います。
先にも書いた通り、膀胱兪単独で使うというよりは、他の経穴と合わせて使うことが多いので、症状に合わせて様々な経穴と一緒に鍼で刺激を与えることが良いでしょう。
ただ、ご家庭で鍼を打つというのは中々難しいことですので、その際は膀胱兪に対して垂直に圧を加えてもらえるようパートナーの方に押してもらいましょう。
ご自分で刺激を加える場合は、硬式テニスボールやゴルフボールを仰向けの状態でツボの位置に来るように置き、圧を加えるようにしましょう。
家にそういったものがないという方は、当院にて「リリースナッツ」という商品がございますので、スタッフにご相談ください。
いつか、必ずこのコロナ禍も終息するはずです。
今、音楽イベントやスポーツの各種大会なども中止や延期が発表されたりしていますが、以前のように楽しめる日はきっと来ますのでその日まで待ちましょう。
3密を防いで、人との接触機会を減らすことによって感染のリスクは下がります。
感染のリスクを少しでも下げ、みんなでコロナ禍終息に向け協力していきましょう。
ちなみに、SUN鍼灸整骨院に来るのは不要不急の外出には当たりませんので、体に不調を感じた方はすぐにご来院ください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク