寝つきが悪い、、、申脈
開催される前は、様々な反応があったオリンピックですが、いざ始まると日本選手の活躍に皆さん一喜一憂しているようで、ご来院されているかたの多くが「あの競技観た?」「◯◯凄かったね」などと話されています。
中々、オンタイムで観ることが出来ないので、ラジオでの情報や患者様からの情報で、結果を知ることが多いですが、日本勢は好調のようなので、このまま良い成績をあげられることを期待しましょう!!
本日、ご紹介するツボは「申脈(しんみゃく)」です。
申脈は、足の太陽膀胱経の62番目のツボで、八脈交会穴の1つにあたるツボです。
申脈の取穴部位は、足外側、外果尖の直下、外果下縁と踵骨の間の陥凹部にとります。
外くるぶしからそのまま足の裏の方へ下がった時に凹んだ部分があるので、そこに取穴します。
申脈の名前の由来は、「申」は伸と同義、「脈」は、血脈・筋脈のことを指します。
ここに刺激を加えることにより、血脈の流れが改善し、筋肉が伸びやすくなります。
申脈の効果効能は、タイトルにも書いた通り、不眠症に効果があります。
夜になってもなかなか気温が下がらず、エアコンを使う事で、室外機も動き、蒸し暑さが増す、、、。
そうすると、寝苦しくなり眠りが浅かったり、寝つきが悪かったりします。
そんな時に、この申脈のツボを刺激すると、眠りにつきやすくなります。
また、申脈を押すことにより、後頚部や背中の緊張も改善され、首や背中が凝りが楽になります。
首の緊張が、改善されると眠りにつきやすいというデータもありますので、不眠に悩まされている方は、是非とも押してみてください。
そして、体が硬く身体を前に倒したときにで床に手が付かないという方に、朗報なのですがここを刺激した後に、同じように前屈すると、、、、
なんと、床に手が付くまたは、最初よりも床に手が近付くんです!!!
体力テストで長座体前屈(立位体前屈は壇上で行うとバランスを崩したりすると転倒の恐れがあるためあまり行われていません。)などの結果が思わしくないという方は、ぜひやる前に押してみましょう。
申脈を押すときのポイントは、足首を後ろからつかむ感じでツボの位置に親指を当て、少し痛気持ちいいというくらいの強さで10秒程押し続けます。
これを左右3回繰り返しましょう。
温灸で温めたり、円皮鍼を貼るのも効果があります。
人は、眠っている間に体力の回復が行われます。
睡眠時間が足りないと、翌日以降も疲れが残り、仕事や勉強、運動などのパフォーマンスが下がります。
そして、日中眠くなるなど、集中力がかけてしまいます。
そうならないようにするためにも、睡眠は大事ですが、眠りが浅くしっかり寝付けないという方もいらっしゃると思います。
そんな時にぜひ、この申脈を試してみてください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク~