一つの命が芽生え、育まれ、一人の人間として誕生するまでを願うこの【妊娠】という過程はとてもデリケートで、様々な事が母親となる身体に起こります。

妊娠中は【前期】【中期】【後期】と妊娠期間によって分けられ、子どもの成長段階もそれぞれ違います。

お母さんの身体にもたらされる症状も成長の度合いや環境によって様々なものがあり、このままで無事に赤ちゃんを産めるだろうか？と不安になってしまう方も多くいらっしゃいます。

少しでも不安を取り除き、安心して出産ができるように妊娠中からお身体のケアをしていけると良いでしょう。

【腰痛】
出産する際、ホルモンの働きで骨盤周りの靭帯などが緩むことで、赤ちゃんの頭が産道を通れるようになります。そのため、妊娠が成立すると骨盤周りが不安定になり腰痛を感じやすくなります。
ホルモンの影響に加え、体型の変化で腰に負担がかかりやすいのも要因となります。

お腹が大きくなり始める妊娠中期以降に感じやすい症状ですが、妊娠初期でも腰痛を感じる方もいます。
腰痛だけでなく、お尻から太腿の後ろにビリっと走るような痛みの坐骨神経痛症状が現れる方もいます。

【便秘】
妊娠するとホルモンの働きで筋力が弱まり、腸が動きにくくなるため便秘になる方もいます。
つわり症状で食べられるものが偏ったり、身体がツライとついつい姿勢も悪くなってしまい猫背になってしまったりすることで自律神経が乱れたりするのも妊娠中に起こる便秘の原因のひとつです。

【下腹部痛やお腹の張り】
通常子宮の大きさは10～50mlで卵1つ分ほどです。しかし、出産する頃には子宮の容量が5Lを超える人もいます。妊娠が成立すると、子宮は収縮を繰り返しながら大きくなっていくため、その過程で下腹部痛やお腹の張りを感じることがあります。
下腹部痛やお腹の張りは生理前症状とよく似た、ギュッとお腹を絞り込むような痛みとして感じる人も多いそうです。

【体にむくみ】
妊娠すると体の中に水分を溜め込み、むくみを感じやすくなります。お腹が大きくなる妊娠中期以降にむくみの症状が現れやすいものの、妊娠初期症状としてむくみを感じる人も少なくないようです。
お腹がだんだん大きくなってくると、それだけ動きにくくもなってくるので、そのせいでむくみが現れやすくもなります。

【気持ちが不安定】
妊娠中はホルモンバランスが乱れ、情緒が不安定になりやすい傾向にあります。無性にイライラしたり、急に不安に襲われたりと感情のコントロールが難しくなるケースも珍しくありません。
妊娠初期は特に体内で起こるホルモンバランスの変化や、つわりをはじめとする体の変化に戸惑い、気持ちが不安定になる人が多いです。　
様々な身体の不調により不眠気味になることでも精神的に不安定になりやすくもあります。

【体のだるさ】
妊娠中はプロゲステロンというホルモンの影響で、意欲減退し体のだるさを感じやすくなります。何もする気が起きず、体もどことなくだるく感じてしまう人が少なくありません。


【頻繁にトイレにいきたくなる】
妊娠初期はホルモンの影響で膀胱付近の筋肉が緩むため、頻繁に尿意を催すことがあります。
頻尿は妊娠全期を通しておこりやすく、妊娠中期移行は大きくなった子宮に圧迫されることが原因で頻尿になることが多いようです。

【めまいや立ちくらみ】
ホルモンの変化によって自律神経が乱れるとめまいや立ちくらみを起こしやすくなります。
また、妊娠中は多くの血液を必要とするため、貧血になる人も多く、立ちくらみの原因が貧血というケースも珍しくありません。
めまいや立ちくらみから転倒してしまうと大変危険なので、十分に注意する必要があります。

安全に出産するためには、色々な準備をしておく必要があります。

入院前の準備、赤ちゃんを家に迎える準備、出産関連の届け出などの準備、などなど様々なものがありますが、何より妊婦さん本人の状態が出産に向けて整っていることが大事になります。

妊娠前の自分とは違う状態でおよそ1年近く過ごし、その間の身体の変化も急激な為、好調よりも不調の方がどうしても多くなってしまいます。

もうすぐ出産！という時に心身共にボロボロの状態では、安心して出産はできないですよね。

赤ちゃんの居心地が良い身体に整えていることで、不調が少なくしっかりと眠れる身体となり、それが出産に向けての体力気力の充実と精神安定に繋がるという良い循環になります。

妊娠中も身体のケアをして、心身共に整った状態で出産の日を迎えましょう。

妊娠中は体型の変化、ホルモンバランスの乱れなど変化が激しく、色々と不安も感じやすく、自律神経の乱れも起きやすい状態です。

妊娠前の身体ですでに不調を感じていた方はとくにツライ状態の事と思います。

当院では、様々な身体の不調は、骨格に歪みがあることで神経の働きに制限がかかり現れてくると考えています。

身体を支える、筋肉を動かす、痛みを感じる、自律神経や内蔵の働きなどなど、全ての事は神経がいかに滞りなく働けているかによって変わってきます。

脳からの命令を身体に伝えているのが神経です。

神経が問題なく働く為には、まとまった神経の通り道である背骨の並びが正常であることが理想的です。

当院では骨格（構造）の歪みと機能（自律神経、関節、筋肉）の働きを正常に戻すことを目的として、姿勢改善をしていきます。

ホルモンバランスの乱れや不定愁訴の根本原因である【自律神経の乱れ】にアプローチします。

横向きや椅子に座っての施術も可能ですので、妊娠中でうつ伏せになれない方でも安心して施術が受けられます。

現在の身体の状態をしっかり把握したいという希望があれば提携先医療機関をご紹介させていただきます。妊娠中で心配という方はご出産後などでも可能です。

さらに医療機関の協力により医学的・科学的な検査データを参考に施術をしていきます。
※当院は指示、診断は一切行っていません。

患者様の【体の状態を可視化】することで、より明確に納得した状態で施術に取り組んでいただけます。