10代 男子 起立性調節障害
相談内容
頭痛、腹痛なく学校生活を送れるようになりたい。
受験や高校生活に向けて体調を改善したい。
経緯
中学入学した5月頃から体調の異変を現れるようになりました。
朝、起きるとめまいや頭痛、体の重だるさなどを感じていました。
頑張って学校へ行っても腹痛により授業に集中できず、給食は食べれないことが多くなっていきました。
中学2年になると、症状はさらに酷くなり、登校自体が難しくなり、欠席が増えていきました。
睡眠不足や倦怠感など様々な症状が現れるようになりました。
病院で各種検査をした結果、起立性調整障害と確定診断するほどではないと言われてしまい、大学病院など様々なところを転々としていました。
中学3年になり、高校受験が目前に迫ってきました。
行きたい高校があるので、高校受験をクリアし、高校生活を楽しめるように体調改善に向けてその他の治療法を両親が探してくれました。
初回来院時の症状
頭全体が痺れるような頭痛
起床時のめまい
外出時や授業中の腹痛
集中力低下
睡眠の質低下
気分の落ち込み
倦怠感
初回カウンセリング
初回は親子一緒にカウンセリングをしました。
親から見た症状や、本人が感じている症状、不安に感じていることなどを色々話していもらいました。
今抱えている問題を解決するために自覚している症状以外に実はこんな症状も影響しているということを本人、家族が理解共有すること重要です。
ご希望の場合は、提携先医療機関の協力の下、医学的・科学的根拠に基づく検査依頼も可能です。
それにより客観的に理解、把握することで今後の方向性や通院計画を明確にしました。
初回検査
睡眠について以前より寝付きが悪くなったり途中で起きてしまうことを気にしていたので姿勢検査をしました。
立位の姿勢は寝ているときの姿勢に近いので姿勢が前傾の場合、身体がリラックスできていないことが多いです。
そのほか可動域、徒手筋力テストや独自の検査法を用いて身体の状態をチェックしました。
経過
初回は最小限の刺激で施術をしました。
施術は触診によるポイントをメインに最先端医療機器を用いて行いました。
施術中から『すげぇ〜』、『全然違う』と連呼してました。
2回目 前回の経過を確認 当日はいつもよりぐっすり眠れたが翌朝は頭痛あり。
3回目 朝までぐっすり眠れた。起床時は頭痛あり。
5回目 めまいが改善し、頭痛も少なくなってきた。
8回目 かなり調子が良く、頭痛も大丈夫な日が増えてきて腹痛も気にならなくなってきた。
受験に向けてより、良い状態をめざしてメンテナンス継続中!
考察
大学病院などで検査したが、診断がつく程ではないと言われ、頭痛もMRIやCTを撮っても異常なし。こうのような医学的には異常がみられないが症状がある場合、薬以外の方法でアプローチすることも有効と考えられる。
本人や家族も知らなかった身体の構造的な問題と環境の変化や様々なストレスなどが重なり、身体は不調のサインを出し続けていました。
睡眠状態を改善していく事により、自律神経の働きが正常化され、自然治癒力の働きやすい体内環境になったことが症状改善につながったと考えられます。