今日のひとツボ☆
こんにちは。SUN鍼灸整骨院Staffの須藤です(-ω-)
今週は天気のいい日が多く、日中は暖かく感じることが多い気がします。
しかしながら、まだまだ冬本番。受験生の方はもちろん、皆さまも風邪などひかぬようにご自愛ください。
本日、ご紹介するツボは「大陵(だいりょう)」です。
大陵は手関節前面横紋の中央、橈側手根屈筋腱と長掌筋腱の間に取穴するツボです。
図の通り手首のど真ん中にあり、手首を曲げると浮き出てくる二本の腱の間に位置しています。
大陵は、心包経の「原穴」(気血がもっとも集まる部位)で、不安で落ち着かない、動悸、不眠といった症状の時に使用するツボです。
心包とは、心臓の動きを司りまた保護している経路です。心臓の周りに外邪から守る膜があると考えていて、その膜の働きをするものを心包と考えています。
心包は、体温調節や呼吸、各種ホルモンの分泌など自律神経に深く関係しています。
そのため、鍼治療時にここに丁寧に鍼を打ちしばらく置鍼すると、落ち着いて全身のこわばりもとれて心身ともにリラックスしていくという不思議なツボです。
また、妊娠中は初期のリラックス灸・つわりに使用し。自律神経調節作用や鎮静安神作用が期待できます。
その他、心痛、心悸、胃痛、嘔吐、手根管症候群、正中神経障害などの治療にも使用するツボです。
前回ご紹介した労宮同様に、ここを押すことによって落ち着くことができますので、ぜひご活用下さい☆
それでは、また次回。
ばいバイク~(^^)/