今日のひとツボ☆
昨日は、十三夜でした
十五夜の約一ヶ月後に巡ってくる十三夜は、十五夜の次に美しい月なんだそうです。
なお、十五夜または十三夜のどちらか一方のお月見しかしないことを「片見月」と呼び、縁起が悪いといわれています。
本日、ご紹介するツボは、「温溜(おんる)」です。
温溜は、手の陽明大腸経の7番目のツボで、同経の郄穴になります。
※郄穴(げきけつ)・・・急激な痛みや症状を緩和させてくれる効果のあるツボ
ツボの位置は、前腕後橈側にあり、陽谿穴から曲池穴に向かい上5寸、長・短橈側手根伸筋の間に取穴します。
腕の親指側で手の関節から指5本分の所にあるツボ。
親指側上部で手首から約11センチ~12センチ上にあります。
肘窩横紋の先端と手首の付け根を結んだ線のちょうど真ん中で手関節外側と肘の外側の中央にあります。
名前の由来は、「温」は温かさを、「溜」は流れを意味することから名づけられた。温経散寒の作用があります。
※温経散寒・・・経絡を温通して、寒邪を祛散する治法(冷えを取り除き、手や腕に起こる不快症状を緩和させてくれる)
効果効能は、歯痛の特に下歯痛に使うと高い効果があります。
他にも痔や口内炎、喉の痛み、下痢の治療時に効果を発揮します。
温溜を刺激する際は、反対側の手で前腕をつかんで親指を当て3~4秒くらいかけて押したらゆっくり離します。
これを5~10回繰り返します。また、指全体を使い、揉み解します。
酷い時は、親指の爪を立てるようにして押すとと良いでしょう。
家庭灸や温熱灸療法を用いて温めるのも効果的です。
寒さも増してきましたが、室内にいても乾燥していることが増えてきました。
加湿器を用意する、浴槽にお湯をためておくなどして乾燥対策を心掛けて下さい。
それでは、また次回(^^)ノ
バイバイク