今日のヒトツボ☆關門(かんもん)
2016年も残り2週間となりました。
うちに来院している学生さんたちは、今週末から来年の成人の日まで冬休みだという子が多く、約3週間も冬休みになるとか。
学生の頃は、部活があったりしたものの長期休暇が春・夏・冬とありましたが、社会人になったら当然そんなことはなく・・・嬉々として語る子どもたちが羨ましく思えます
さて、本日ご紹介するツボは、「關門(かんもん)」です。
關門は、足の陽明胃経の22番目のツボになります。
ツボの取穴は天枢穴の上3寸、建里穴の外2寸、神闕穴の高さより上3寸で正中線から外方2寸の位置にあります。
正中線の横2寸(人差し指・中指・薬指をそろえた時の第1関節の長さ)おヘソの上3寸(人差し指・中指・薬指・小指をそろえた時の第2関節の高さ)みぞおち部で、おへその上6cmくらいの外側4cmで第8肋骨先端の6cmくらい下にあります。
ツボの名前の由来は、「胃」と「腸」の境の門にあたるツボということからつけられました。
關門の効果効能は、胃の痛みやお腹がグルグルというなってしまう悩みの時、お腹が張り、食欲がないときなどにこのツボを刺激します。
その他、腹痛や下痢、便秘、食欲不振に効果があり、胃炎や胃拡張、胃下垂症などの胃疾患に有効です。
関門を押す際には、親指の先をみぞおち部のこのツボにあて、背中の方に向かって、ゆっくりと息を吐きながら10秒くらい押し、吸うときに休むという押し方を4~5回繰り返すようにします。
家庭灸や温熱灸療法など、ツボを温めるのも効果的です。
今週末は、Xmasを含んだ3連休。
外出される方も多いかと思いますが、寒さ対策は万全に、重いものを無理に持ち上げない様にするなど身体の方も気を付けてお過ごしください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイセコー