今日のひとツボ☆~内庭~
6月最後の週末いかがお過ごしでしょうか?
昨日、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの奥様である小林麻央さんがお亡くなりになったと訃報が入りました。
乳がんであることを公表し、ブログ等で闘病生活を綴って、同じような病気の人の励みにもなっていたはずでしょうし、ご本人もご子息の宙乗りの舞台を直前にしてのご逝去。心残りだったでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。
本日、ご紹介するツボは、「内庭(ないてい)」です。
内庭は、足の陽明胃経の第44番目のツボで胃経の榮水穴になります。
ツボの位置は、足背、第2・第3足趾間、みずかきの後縁、赤白肉際に取ります。
足の人差し指と中指の間の付け根の人差し指側の骨側にあるツボですので、探しやすいかと思います。
内庭の名前の由来は、「内」という字は深部を、「庭」は居住地という意味があります。内庭穴は遠く離れた頭部、心、腹部などの疾患をなおし、病気が浅い「表」よりも進行した「内」「裏」にある病態に効果があることからこの名前が付けられました。
内庭の効果効能は、乗り物酔いしやすい方にオススメのツボです。
事前に刺激しておくのもいいのですが、乗っている最中にちょっと酔い始めたかな?と感じたら、ここを刺激したり、タバコ灸(火をつけたタバコをツボに近づける。※決して、皮膚に直接つけてはいけません。大火傷をします。ダチョウ倶楽部のようなフリではありません。危険ですから絶対に直接身体につけないでください)でツボを温めると酔いが和らぎます。
二日酔いにも是非刺激して見てください。
また、いびき止めのツボでもあります。夜中のいびきが気になる方や、パートナーの方のいびきが気になる方は、寝る前に押してあげてみてください。
(こちらも、相手が寝ている時に押さないようしてください。例え喧嘩になっても当院では責任を負いかねます。)
そして、胃熱を引く作用や鎮痛作用があるツボで、胃痛、食あたりなどの症状にも効果があります。
更に歯痛にも効果テキメンですので、歯痛でお悩みの方は、お試しください。
内庭を押す際は、親指と人差し指でつまんで、ほぐす感じでよくもみます。
歯痛がある場合その痛みがある側の足のツボに激痛を感じる場合もあるかもしれません。
また前述した通り、タバコ灸で近づけて・・遠ざけて・・をやるようにすると効果があります。
またつまようじの尖っていない方でやや強めに5分程度強く押したり、力を抜いたりするのもおススメです。
つまようじは1本で押すと痛みを感じやすいですが、束になればなるほど痛点への痛みが軽減しますので症状の度合いに合わせて本数を増やしてやってみて下さい。
記事の中で紹介したタバコ灸ですが、当院ではスタッフが全員禁煙者の為、実施しておりません。
その他、温灸等は対応していますので、ご興味のある方はスタッフまでお声がけください。
ご自宅でやる場合には、線香に火をつけ、近づけて温めるのが良いでしょう。
上記しましたが、決して身体に直接つけないようご注意ください。
ヨ・ロ・シ・ク!!