今日のひとツボ☆~少衝~
年度末ということで、職場内で異動があったり、学年が変わる方もいれば、学生から社会人へ、今まで勤めてきた職場を退職するという方、などなど多くの人が慌ただしく過ごしている時期ではないでしょうか。
今年は、引っ越しに携わるスタッフが減っている為か、引っ越し難民なる言葉が話題になったこともありましたが、新生活を迎えようとしている方は無事新天地へ行けていますか?
引越しは何度か、経験ありますが、新しい街にワクワクする一方で、荷物の梱包などは結構手間で上手くやらないといつまでも終わらないなんてことも少なくありません・・・
本日ご紹介するツボは、「少衝(しょうしょう」です。
少衝は、手の少陰心経の9番目のツボで、同経の井木穴になります。
ツボの取穴部位は、小指、末節骨橈側、爪甲角の近位外方1寸(指寸)、爪甲橈側縁の垂線と爪甲基底部の水平線との交点に取ります。
ツボの名前の由来は、「少」は手の少陰心経の少、衝は、脈の拍動部、つきあたり、急性という意味があり、経気が小指に向かって、突然水が溢れ出る様を例えて名づけられました。
少衝の効果効能は、イライラや不安、悩みが多く、精神疲労が重なっている時に効果を発揮します。
その他にも動悸、意識混濁、胸脇痛、ヒステリー神経性胃炎、不眠などにも効果的です。
また、少衝は脇の下にあるアポクリン腺の分泌異常である「わきが」にも効果があると言われています。
本人は、中々気がつかないけれど、周りの人は気づいていてもその事を言いだせず悩んでいることが多いわきが・・・
この問題はかなりデリケートな部分にあたるので、仮に自分で分かっていたとしても、なかなか他の人には相談できず、精神的なストレスにさえ発展してしまいます。
お悩みの方は是非試してみて下さい。
少衝を押す際は、小指の爪の生え際を、反対の人差し指と親指で左右からつまんでグリグリともみますと、気軽に刺激を与えられます。
指圧する場合は特に心臓に近い左側を集中的に刺激する方が効果を感じやすいかもしれません。
もちろん家庭灸も効果的です。
少衝は上記の症状のほかにも狭心症などで苦しい時に、このツボによく消毒した木綿針を刺して、1滴ほど血を出すと症状が和らぐと言われています。
が、しかし、これは下手にやると一般的には難しいかもしれません。
しかし、覚えておくと役立つかと思います。
一般的には、狭心症の症状が出た際には、ニトログリセリンを服用することによって症状を抑えることが出来ますので、そちらを優先した方がよろしいいかと思います。
暖かい日が多くなってきましたが、肌寒く感じる日もまだあります。
引越しや異動などでお重い荷物を急に持ち上げたりすると、腰や背中に強い負荷がかかってぎっくり腰になったりしますので、無理はしないようにしてください。
万が一、ぎっくり腰になってしまったら、当院へご連絡ください!!
痛みが強く動けない場合は、往診も行っています
03-3550-8809
それでは、また次回(^^)/
バイバイク~