今日のひとツボ☆~聴宮~
いよいよ、今週末からはセンバツが始まるなぁなんて思っていながらメジャーリーグの開幕2戦目を観ていた矢先、衝撃的なニュースが駆け巡りました。
「イチロー選手引退!!」
誰しもが訪れる瞬間とはいえ、常々最低50歳まで現役であり続けたいと言っていただけに45歳での引退は早いなという気もしますが、逆に自分に厳しく過ごしてきたことで自分の気持ちと体の感覚のズレが生じ、思うように体が動かないなんてこともあったのかなと考えてしまいます。
本日、ご紹介するツボは「聴宮(ちょうきゅう)」です。
聴宮は、手の太陽小腸経19番目のツボです。
取穴部位は、顔面部、耳珠中央の前縁と下顎骨関節突起の間の陥凹部になります。
耳珠(耳の穴の前方にある三角形の形をした小さな突起物)に手を当てた状態で軽く口を開けると耳珠の少し手前に凹みが出来るのが確認できると思います。その凹んだ部分が聴宮のツボの位置です。
聴宮の名前の由来は、「聴」は聴覚の意味、「宮」は要所というの意味からこの名前がつけられました。
聴宮の効果効能は、耳鳴りや音や声が聞こえにくいなどの耳の症状に対して用いることが多いツボです。
耳の症状の他にも顎関節症や疲れ目などにも使用するツボになるので、そういった症状でお悩みの方は、以前次回紹介する睛明などと一緒に用いるといいかもしれません。
また、美容鍼(顔の鍼)の時にもよく使うツボです。
美容鍼では、お顔(輪郭)のリフトアップに用います。
口角を上げたり、ほうれい線が気になる時にも使用する場所になります。
聴宮を押す際には、人差し指でゆっくりと回すように軽く押すようにします。
その時に軽く口を開けた状態で押した方が、ツボの位置がわかりやすく押しやすいので、試してみてください。
イチロー選手が後退する際に対戦チームの選手も総立ちし、拍手を送っていました。
同僚の選手と一人ひとりと抱擁をする際には、以前所属していたチームでも一緒にプレーしていたゴードン選手がただ一人「ハグは出来ない。僕には感謝の言葉しかない」(ちょっと違うかもしれませんが…