腰痛のツボ ~白環兪~
連休が明けてから夏日を記録する日が増えてきました。
これから、どんどん気温が上がってくることが予想されます。
マスクをつけての行動がまだまだ求められますので、こまめな水分補給と換気、クーラーの適度な使用で熱中症に気を付けましょう。
本日ご紹介するツボは「白環兪(はっかんゆ)」です。
白環兪は、足の太陽膀胱経の30番目のツボです。
ツボの取穴部位は、仙骨部、第4後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方1寸5分です。
殿裂(左右の臀部の間の深い溝)の直上に仙骨裂孔(仙骨下部の陥凹部。第3・第4仙椎)を触れ、その陥凹部の腰兪(督脈)から指1本半分外側に取ります。
白環兪の名前の由来は、「環」にはめぐるという意味があり、膀胱経の流れが上から下へと流れ、ここで上へと上り、次の上髎へとつながっていくことをさしています。
「白」には女性の帯下、男性の精液といった意味があり、婦人科系疾患や男性器の治療にも用いられたことからこの名前がつけられました。
白環兪の効果効能は、腰痛に効果があります。
その他には、由来のところでも紹介しましたが、泌尿器系や婦人科系の疾患、生殖器系の悩みや便秘や下痢などの腸の不調、リウマチの治療などにも効果があります。
坐骨神経痛で足にしびれが出ている時にも有効なツボですので、そのような症状でお悩みの場合は是非お試しください。
白環兪を刺激する際には鍼がおすすめです。
お灸は、禁灸穴になっているのでお灸は出来ませんのでご了承ください。
指などで押す場合は、腰に手を当てるような形にしてツボの位置に親指が来るようにして、前方向に向けて圧を加えていきます。
この時、息を吐きながらやや強めに押してください。
指で押しにくいという方は、拳を握ってそのままグリグリと押すようにしてみてください。
高校総体や中総体の中止が発表され、3年生ににとっては最後の大会がなくなり目標を失いかけている方もいると思います。
状況が状況なだけにやむを得ないことではありますが、納得もしにくいことだと思います。
受験やその後の進路などにも影響してくるであろう今回の件が何か納得のいく形で代替えの大会やイベントが行われるようになればと、切に思います。
私自身、何か出来ることがあれば協力は惜しまないつもりです。