今日のひとツボ~委中~
9月も今日で終わり。
月日が経つのはあっという間ですね…
少しずつ、秋めいている今日この頃、お身体ご自愛くださいませ。
本日、ご紹介するツボは「委中(いちゅう」です。
委中は、足の太陽膀胱経の39番目のツボで、膀胱経の合土穴・四総穴・膀胱の下合穴です。
委中の取穴部位は、膝後面、膝窩横紋の中点に取穴します。
膝を曲げた時に膝裏に出来る皺の真ん中がツボの位置になるので、比較的探しやすいツボかと思います。
委中の名前の由来は、「委」は委ねる、屈する、「中」は真ん中という意味で、膝を曲げた時の真ん中にあるツボということからこの名前がつけられました。
委中の効果効能は、四総穴の1つで「腰背は委中に求む」と紹介されていることからもわかるように腰や背中の症状にとても効果的です。
もちろん、膝にあるツボですので、変形性膝関節症による痛みをはじめとした膝の痛みに対しても効果を発揮してくれます。
その他、ふくらはぎのひきつりや下肢の麻痺といった症状に効きます。
委中を自分で刺激するときには、椅子に座って押すと比較的押しやすいので押すときには椅子に座って押すといいでしょう。
しかし、それでも身体の表側にあるツボよりも押しにくいツボではありますので、仰向けに寝るもしくは膝を伸ばして膝裏に硬式テニスボールを置き、コロコロと転がしてほぐすようにします。
また、パートナーの方に押してもらう場合はあまり強くない強さで押し揉むように押してもらうか、ゆっくりと弱めの圧で5秒ほどかけ圧を加えながら押し、5秒ほどかけてゆっくりと力を抜いていくような押し方で押してもらってください。
鍼やお灸も有効ですので、ご希望の方は是非SUN鍼灸整骨院にご相談ください。
本日、ご紹介した「委中」は当院の施術でもよく使用するツボです。
特に腰が張っている方や痛みのある方はここが硬くなっている方が多いです。
他のツボでもそうですが、硬くなっているところを無理に強く押したりするとただ痛いだけになってしまいますので、Sっ気がある方でもそこは愛をもって優しく押してあげてください。
それでは、また次回(^^)/
ばい、バルシャーク。