今日のひとツボ★~魄戸~
先週、今週と中学生の新人戦のシードを決めるシード権大会にトレーナーとして活動してきました。
今年は、新型コロナウイル感染拡大の影響で、春季大会、地区総体ともに中止となり、部活も制限付きでの中で活動が再開され、感染対策をしっかり行ったうえでようやく開催された今回の大会でした。
結果は、男女ともに8シードを無事に勝ち取ることができ、来月開催予定の新人戦では共に2回戦からの登場となりました。
昨年は、男子が区2位で都大会出場を果たしました。
今年は、どのような結果になるのでしょうか?
本日、ご紹介するツボは「魄戸(はっこ)です。」
魄戸は、足の太陽膀胱系の42番目のツボです。
ツボの位置は、上背部、第3胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取ります。
下を向いたときに、ボコッと出る骨(第7頚椎)から3つ下がり、そこから指4本分外側にあります。
魄戸のツボの名前の由来は、肺兪穴の真横にあり、肺は「魄」を蔵することからこの名前がつけられました。
魄戸の効果効能は、肺疾患(呼吸器の不調)に効果を発揮します。
風邪や喘息などの咳症状が出ている時に効果的です。
また、胸郭出口症候群になってしまったときに、魄戸に著明な圧痛を訴えることがあり、重要な治療穴になります。
肩に近いツボでもありますので、肩甲骨周りの張りや肩こりにも有効です。
魄戸を刺激する際には、押したい方と反対の手で、ツボを押すようにしましょう。
中指が届きやすく、押しやすいはずですのでツボをとらえたら、ゆっくりと5秒ほど圧をかけて、ゆっくりと圧を抜いていきましょう。
これを左右それぞれ、5~10回ずつ繰り返します。
そうすると、魄戸の周りの緊張が抜けて呼吸が楽になってきます。
もちろん、お灸で温めたり鍼を刺すのも有効です。
新型コロナウイルスの影響で各地区においての対応に差があったり、各種行事などが行われなかったりしています。
しかし、その分学習時間が増え、首や肩、背中に張りが生じたりリモートワークで会社とは違う環境下での仕事の影響で身体の不調を訴えている方が増えています。
まず、家庭でできる対策として本日ご紹介した魄戸を押してみてください。
それでも、辛いときはSUN鍼灸整骨院にご来院ください。
それでは、また次回(^^)/
バイバイキーン