今日のひとツボ☆~膏肓~
明日は、ハロウィンのようですが、今年は自粛ムードが漂い、毎年話題になる渋谷でも早い段階から自粛を要請しているので、去年までのような雰囲気にはならないのではないでしょうか?
当院では、残念ながら何も用意をする予定はございません(笑)
本日、ご紹介するツボは「膏肓(こうこう)」です。
膏肓は、足の太陽膀胱経の43番目のツボです。
膏肓の取穴部位は、上背部、第4胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に取ります。
首の骨で出っ張っている所(第7頚椎)から下に4つ下がり、そこから指4本分外側に行った部分がツボの位置です。
膏肓の名前の由来は、「膏」は心臓の下、「肓」は横隔膜の上を指します。
故事成語に「病膏肓に入る」があります。
これは、膏肓身体の奥深くにあたるため、ここに病気が入り込んでしまうと治療が困難になるという事なんですが、ツボの位置は体表にあり触れるので治療が困難という事はありません。
ツボの位置が、体表に著したときにここにあてはまるためこの名前がつけられました。
膏肓の効果効能は、五十肩、慢性的で頑固な肩こりなど肩疾患に特に効果があります。
その他、腕から肩にかけての痛みや背中の張り、痛み、呼吸が苦しいといった症状にも効果を発揮します。
血液の循環が悪く手足が冷えている時にも有効です。
また、女性の場合、バストアップにも効果があると言われています。
膏肓を押す際には、自分では押しにくいのでパートナーの方に押してもらうといいでしょう。
その際は、押してもらう側の人はうつ伏せに寝ていただき、ツボの位置に対して垂直に親指を当て3~4秒かけて圧を加えてもらいます。
これを10回ほど繰り返します。
押すときは、相手の呼吸に合わせて息を吐くときに押し、息を吸い込むときに力を抜くようにするようにしましょう。
お1人で刺激を加えたい場合は、仰向けに寝ていただき硬式テニスボールやゴルフボールをツボの位置に置き自重で圧を加えていきましょう。
鍼やお灸でアプローチしてあげるのももちろん効果的です。
来週の土曜日ですが、内装工事を行う関係で臨時休診となります。
代替えとして、11月3日(火)の午前中のみではありますが、予約制にて診療を行います。
祝日という事で、予定を入れている方もいらっしゃるとは思いますが、ご都合のつく方はご予約の上ご来院下さい。
それでは、また次回(^^)/
バイバイク