今日のひとツボ★秩辺 腰痛に効くツボ
4月に入りました。
今年は入学式なども行われ、昨年、入学式が出来なかった方たちも今年改めて入学式を行うという学校も増えているようです。
しかしながら、依然として新型コロナウイルスの終息はみえず、さまざまな活動に制限が出ています。
個人でできる感染予防を今後もしっかりやっていくことでなんとか感染の拡大を防ぐしかないですかね。
本日、ご紹介するツボは「秩辺(ちっぺん)」です。
秩辺は、足の太陽膀胱経の54番目のツボです。
秩辺の取穴部位は、臀部、第4後仙骨孔と同じ高さ、正中仙骨稜の外方3寸に取ります。
背部正中線の仙骨と尾椎の間から左右へ指4本分外側を探すといいでしょう。
秩辺の名前の由来は、「秩」は秩序、順序。「辺」は辺境、端。という意味をそれぞれ持ち、2行線で順序よく並んでいる最後部に位置しているためこの名前がつけられました。
秩辺の効果効能は、男性には前立腺肥大に有効です。
尿のキレが悪くなったり、出が悪い、残尿感がある、排尿後スッキリしないなどの前立腺肥大が疑われるような症状の時に、秩辺を刺激することによって改善される効果があります。
女性の場合は、あくまで自宅出産が主だった頃の話ですが、難産の時や遅延分娩時出産の際に分娩を促進させる時に使用されていました。
昨今は、病院内で出産する方がほとんどでしょうから、あくまで参考程度に留めておいて下さい。
また、男女共通の症状としては、腰痛や尾てい骨痛、痔、排尿困難な時に刺激をしてあげることで改善がみられます。
特に腰痛がある時に、秩辺を押さえると圧痛を感じるのでわかりやすいかと思います。
秩辺を押す際には、まずツボ周辺を軽くさすり、左右両方のツボを同時に親指の腹の部分で体重をかけてゆっくり押すのを3〜5回繰り返して押していきます。
パートナーの方に押してもらう時も同様に押してもらうようにして下さい。その際は、うつ伏せに寝ると押してもらいやすいでしょう。
家庭灸などで温めるのも効果的です。
年齢が上がるにつれて増えてくる尿トラブル。
若い方は、自分には関係ないと思わず、御両親や自分がいざそうなった時のために憶えておいておくと役立つ時が来るかもしれません。
それでは、また次回(^^)/
バイバイセコー