老化などによる腰の骨の変形によって、背骨が繋がることで形成される『脊柱管』に『狭窄』(太い神経の通り道が狭くなってしまうこと)が生じ、
これによって 馬尾神経 や 腰髄神経根 の締め付けが起こってしまう疾患のことを言います。

・歩くとすぐ脚がジンジンして立ち止まる（間欠跛行）
買い物や通勤で数分歩くだけで太もも〜ふくらはぎがしびれ・痛みで限界に。ベンチでひと息つくとウソのようにラクになり、また歩き出す…この繰り返しが典型です。

・立ちっぱなし＆腰を反らす動きで一気に悪化
電車待ちの数分やズボンをはくときに腰を後ろへ反らすだけで脚の症状がドッと強まり、「早く腰掛けたい！」と感じがち。

・前かがみ・イスに座る・自転車ではスッと軽くなる
荷物を取るときの前屈姿勢や自転車の前傾姿勢では不思議と症状が軽くなり、「この姿勢なら平気」とホッとできます。

・腰より脚がつらい――しびれ・力が入りにくい
腰痛そのものは強くないのに、脚のピリピリ感や脱力感のせいで階段や長距離歩行が不安になることが多いのが特徴です。

・排尿・排便トラブルやおしり周りのしびれ
頻尿・残尿感・尿もれ、便秘などが重なったり、臀部にジワッとしびれやほてりを感じたら要注意。症状が進んでいるサインかもしれません。


これらのサインが重なっていたら、脊柱管狭窄症が進んでいる可能性があります。早めに専門家へご相談ください。

歩行中に徐々に疼痛が増強し起こる間欠性跛行が手掛かりになって、CTやMRI検査をする事で 脊柱管内の狭窄が確認できます。

保存的(手術しない)療法では、整形外科の場合コルセット療法や硬膜外ブロック、または神経根 ブロック(注射)を行うことがあります。

間欠性跛行、排尿障害が酷い場合には手術の適応となります。

腰部脊柱管狭窄症は、加齢や姿勢不良により脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで起こる歩行障害や下肢のしびれが特徴です。

整体では、姿勢改善と神経に負担をかけにくい骨格環境づくりを目的に施術を行います。

鍼灸では、下肢の血流促進や腰部の緊張緩和を通じて、症状の軽減を図ります。

当院では、めまい・肩こり・頭痛・不眠など、原因がはっきりしない体調不良や、病院では異常が見つからなかった症状に対して、姿勢の乱れや自律神経の不調という根本原因に着目し、骨格（構造）と機能（神経・筋肉）のバランスを整える施術を行っています。

特に、自律神経の乱れを引き起こす【背骨の歪み】に注目し、体の内側から改善を目指します。

必要に応じて提携医療機関をご紹介し、MRIやレントゲンなどの科学的な検査データを参考に、安全かつ納得のいく施術プランを立てます（※診断は医師が行います）。

鍼灸や整体によって、首肩まわりの緊張をゆるめ、血流と神経の流れを整えることで、自律神経のバランスを整え、心身の回復力を高めていきます。

また、初回の検査・姿勢分析で現在の体の状態を「見える化」し、納得した上で施術に取り組んでいただけるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。