足の疲労回復に!~湧泉(ゆうせん)~
こんにちは。SUN鍼灸整骨院Staff 須藤です(-ω-)
本日、ご紹介するツボは「湧泉」です。
湧泉は、足の裏にあるツボです。
足の裏の中心より前の方にあり、第2と第3の指の骨の間で、少し窪んだところに取ります。
エネルギーが『湧く』『泉』というツボで、万病に効くと言われています。
冷えの中でも足の冷えに効くツボとして知られていますが、その他にも歩き疲れ、立ち疲れなど、足の使い過ぎによる筋肉疲労の回復によく効きます。
また、背中、腰、お尻の筋肉疲労や夏バテからくる怠さにも効果があります。
東洋医学には、「頭寒足熱」という言葉があります。
読んで字のごとく頭部を冷たく冷やし、足部を暖かくすることなのですが、これが逆の頭熱足寒の状態になっていると頭がのぼせている状態で足元が冷えているいわゆる「冷えのぼせ」の状態です。上半身、とくに頭部がうっ血して紅潮し、のぼせ感があります。反対に、下半身は虚血の状態で冷たく、とくに足や足の指が冷たい状態です。
冷えはそもそも血行不良が原因で、血行不良を放っておくと手足など体の末端がむくむ水分代謝異常型の冷えがあらわれます。
冷えを感じた時、体は本能的に末端の体温を下げて頭の温度が下がらないようにするので、手足と頭の温度差はますます大きくなり、「冷え」と「のぼせ」が混在することに。さらに体温を一定に保とうと自律神経が頻繁に働き過ぎ、バランスを崩していきます。冷えのぼせは「自律神経失調型の冷え」と言えます。
自律神経の切り替えがスムーズに行えないことで、寝つきが悪い、睡眠の質が低くなる他、不安感や緊張のような気分の悩みなど、冷え以外の不調を抱えてしまう傾向が強いようです。
こういった症状を防ぐために湧泉を押したりお灸で温めて冷えしらずな身体を目指しましょう!!
今夜は、皆既月食が見られるそうです。暖かい恰好をして赤い月をご覧になってはいかかがでしょうか?