学生の頃から線維筋痛症の様な症状に悩まされていました。
ここ1ヶ月くらいで特にひどくなり朝起きる事も大変で仕事を休むようになってしまいました。

病院で検査をしても特に異常がみつからない状態です。
しかし、謎の痛みが全身あちらこちらに出てきます。
毎日痛いところが移動します。

更年期と相まり酷くなる一方だと話していました。

病院で処方された大量の痛み止めでも良くならず、歩くのも困難になり
別のアプローチを探して当院に来院されました。

今は上記の症状が辛いと話していましたが、詳しく話を聞いていくと
幼少期に交通事故で頭蓋骨不全骨折（ヒビ）と左股関節脱臼の大怪我をした既往あり。
成長と共に様々な不調も出るようになり、最近では更年期と相まって症状も酷くなる一方と悩まれていました。

過去に辛くなるたびに様々な施術を試したがあまり良い変化は得られていないと本人。

今回は特に症状が酷く施術ベッドでうつ伏せに寝るのが不安という事で仰向けの検査や、施術は座位でやることに。

主に触診と可動域の検査をするが触診は全て過敏に反応してしまう状態。
可動域は自力で動かせるが制限が強い。

抵抗運動は耐えられない状態。

前回施術後は首背中がかなり辛かった。
左母指も動かしにくく腫れている感じがある。（特に何もしていないが腫れることあり）
前よりも右背中～腰にビーンと痛みが走る。

3回目　来院当時は起き上がるもの大変だったが、施術した日は少し症状が楽になっている。
まだ起き上がるのは辛い状態。

5回目　朝起き上がりは辛いが仕事へ行けるようになった。
少しずつ、動きも早くなってはきている。

一進一退の状態もあったが経過は良い方向に向かっている。

9回目　ベッドにうつ伏せで寝れるようになりそのまま施術が出来るようになった。


13回目　体調により好不調の波はあるが本人から通い始める前よりはかなり良くなったとお声をいただけました。

今後も継続してケアをして体調管理に努めていきましょう。

今回は医療機関で大きな異常が見つからず、痛み止めなどで様子をみる以外の方法がないと言われてしまった患者さんでした。

線維筋痛症の場合は安定剤や抗不安薬など強い薬を処方されるケースもあります。

しかし、今回の患者様は薬の副作用や離脱症状を気にされて
それ以外の方法を探していました。

当院では人間が本来持っている自然癒力を最大限に引き出せるように姿勢や自律神経の働きの改善に努めています。

変化を感じられるということは身体は治る事を諦めていません。
同じような症状で苦しむ方は多くいると思いますが薬以外の選択肢もあるということを知っていただければ思います。