体重の増加や加齢などにより、膝の軟骨がすり減り、水が溜まることや痛み、腫れを引き起こしながら変形を伴う症状を引き起こす状態です。

初期の症状としては、膝付近の違和感などが初動作時などに出ます。
徐々に階段の昇り降りで痛みが出たり、正座をしようと膝を曲げると痛みが出るなどがあげられます。

症状が進行すると、膝が外側に開いていくO脚が進み、段差のない道を歩いている時も痛みが出てきます。

変形性膝関節症の、原因には一次性によるものと二次性によるものに分けられます。

一次性→体重の増加(肥満)、加齢による退行変化(軟骨のすり減り)、職業、遺伝、下肢アライメント(大腿骨と下腿骨の配列)、生活環境など。

二次性→靭帯損傷、半月板損傷、骨折などの外傷性によるもの、関節リウマチ、化膿性関節炎など炎症性疾患によるもの、神経病性関節症、骨系統疾患、代謝･内分泌疾患など。

特に、一次性によるものが原因の大部分を占め、加齢による筋肉の衰えや肥満、膝に負担のかかりやすい重い荷物を持ったり移動を多くするような仕事では、変形性膝関節症の発症や進行の危険因子としてあげられます。

・動作時痛：歩行や階段昇降時の痛み
・運動制限：痛みや不快感のため趣味やスポーツ、運動が困難になる
・こわばり：膝がこわばったり動かしにくい感じる
・変形：O脚（ガニ股）や伸ばにくいなど変形
・痛みによる不眠：夜間に痛みが増すため、十分な睡眠が取りにくくなる

整形外科では膝の水を抜いたり薬の処方やヒアルロン酸の注射、重症の場合は手術を行います。

接骨院などでは電気をかけたり、マッサージをして緊張を緩和します。

【電気療法】

膝付近の筋肉に対して低周波や干渉波などを使い緊張を和らげます。
一時的な効果はありますが長く持たないことが多いです。

【マッサージ】

膝の症状に関係する筋肉に対してマッサージします。
緊張緩和や可動域改善などの効果もあります。

痛みも軽減されますが一時的で痛みがぶり返す方も多いようです。

【注射】

神経に直接作用させるブロック注射やヒアルロン酸注入するものあります。
上記で症状が改善されれば良いかもしれませんがなかなか改善されず定期的に注射をしている方もいます。

上記の施術を長年行ってきて、悩んでいるのであれば違ったアプローチが必要かもしれません。

膝の症状に合わせて包帯や固定、鍼治療なども行いますが多くの場合は

【身体のバランス】が崩れている事で膝に負担が掛かり痛みが出やすい状態を作っていることが考えられます。

当院では骨格(構造)の歪みと機能(自律神経、関節、筋肉、)の働きを正常に戻すことを目的と して、姿勢改善をしていきます。

膝の痛みを伝える神経の流れを阻害する根本原因【背骨の歪み】にアプローチします。

現在の身体の状態をしっかり把握したいという希望があれば提携先医療機関をご紹介させてい ただきます。

さらに医療機関の協力により医学的・科学的な検査データを参考に施術をしていきます。
※当院は指示、診断は一切行っていません。

患者様の【体の状態を可視化】し、より明確に納得した状態で施術に取り組んでいただけます。