顎関節症（がくかんせつしょう）は、あごの関節やその周囲の筋肉に痛みや違和感が生じる症状で、「口が開かない」「音が鳴る」「動かしにくい」などの不調を伴います。

原因は1つではなく、生活習慣・姿勢・ストレス・噛みしめ癖などが複雑に絡み合って起こることが多く、放っておくと症状が慢性化したり、首・肩こり・頭痛など全身に影響することもあります。

食いしばり・歯ぎしり：就寝中の無意識の癖が関節に負担をかけます

姿勢の悪さ：猫背やストレートネックによってあごに不自然な力がかかる

ストレス：自律神経の乱れや緊張による筋肉の硬直

片側だけで噛む癖：筋肉バランスが崩れ、あごの動きに偏りが生じる

外傷や過去の歯科治療：関節のずれや炎症を引き起こすことがあります

顎関節症は、顎の開閉時の痛み・音・動きの制限などが特徴で、首や肩、背中の緊張や噛みしめの癖、姿勢不良、ストレスなどが関連しているケースが多く見られます。

整体では、顎関節そのものだけでなく、頭部・頸椎・肩まわりのバランスを総合的に評価し、関連する筋肉や骨格へのアプローチを行います。

鍼灸では、咬筋・側頭筋・首肩周囲のツボを活用し、過緊張の緩和と神経系へのアプローチを通じて、顎の違和感や開口障害の改善を図ります。

自律神経の乱れによって起こる顎のこわばりやストレス反応にも配慮し、心身の調整を含めた施術を行っていきます。


当院では、めまい・肩こり・頭痛・不眠など、原因がはっきりしない体調不良や、病院では異常が見つからなかった症状に対して、姿勢の乱れや自律神経の不調という根本原因に着目し、骨格（構造）と機能（神経・筋肉）のバランスを整える施術を行っています。

特に、自律神経の乱れを引き起こす【背骨の歪み】に注目し、体の内側から改善を目指します。

必要に応じて提携医療機関をご紹介し、MRIやレントゲンなどの科学的な検査データを参考に、安全かつ納得のいく施術プランを立てます（※診断は医師が行います）。

鍼灸や整体によって、首肩まわりの緊張をゆるめ、血流と神経の流れを整えることで、自律神経のバランスを整え、心身の回復力を高めていきます。

また、初回の検査・姿勢分析で現在の体の状態を「見える化」し、納得した上で施術に取り組んでいただけるよう、丁寧な説明とサポートを心がけています。